抄録の著者報告
St. John's wort extract LI160 for the treatment of depression with atypical features - a double-blind, randomized, and placebo-controlled trial.
St. John’s Wort
論文の著者による報告の紹介です。効果や安全性の最終評価、個別商品の効能を示すものではありません。
著者が報告した結果
FASで主評価のHAM-D17相対減少はp=.051で有意水準に近かった一方、絶対減少ではp<.05と報告された。非定型植物性症状の合計には有意な改善なし、過眠項目にはLI160の優位、HAM-A・PHQ-9・CGI-Iにはp<.01の優位が報告された。中等症だけの解析では主評価の有益性を報告したが、効果量・区間はない。
著者の結論
著者は、非定型特徴を伴ううつ病に対するLI160の有益性と、逆転した植物性症状を用いる定義を支持し、PHQ-9も有用な評価と考えた。
研究の条件
- 研究デザイン
- 8週間の二重盲検無作為プラセボ対照試験。
- 対象者・研究対象
- ICD-10大うつ病の軽症100人、中等症100人を無作為化。過食または過眠などの特徴、HAM-D28項目22〜26の少なくとも1項目が2点、エピソード3か月以上が条件。
- 原資料の材料・成分名
- Hypericum(セントジョーンズワート)抽出物LI160。抽出規格・他成分は未提供。
- 用量・使い方
- 600mg LI160対プラセボと記載。投与頻度・1日量との関係は未提供。
- 比較条件
- プラセボ。中等症に限定した解析も報告される。
- 期間
- 8週間。3か月以上は適格な病期の条件であり介入期間ではない。
成分名は原資料の表現を保持しています。異なる形態・製剤の研究結果を、そのまま同じ成分の商品に当てはめることはできません。
研究の限界・確認できた範囲
主評価の相対変化p=.051と別の絶対変化・部分集団解析を区別する。効果量、95%区間、群別解析人数、剤形・投与経路・頻度は未提供。
読み取りの補足
主評価FASの相対変化p=.051を、絶対変化や中等症部分集団の有意結果で置き換えない。著者の有益性の結論を紹介しつつ、異なる評価尺度・解析集団と未提供の効果量を分けて記録する。
商品ラベルと比較する
研究の材料・用量と市販商品の配合は異なる場合があります。検索結果の商品と、この論文の材料が一致することは保証していません。
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記録ID:pmid:20181361 · PMID: 20181361