研究紹介
BOVINE LACTOFERRIN
論文の著者による報告の紹介です。効果や安全性の最終評価、個別商品の効能を示すものではありません。
- 研究対象
- ヒト単球系のTHP-1細胞。
著者が報告した内容
ヘパリンの量が増えるほど、ヒトとウシのラクトフェリンの結合が抑えられました。結合の親和性が低い部位(Kd 500 nM)は、高い部位(Kd 100 nM)より影響を受けやすい結果でした。細胞表面の同じ部位を取り合う仮説は支持されず、著者はラクトフェリンとヘパリンの相互作用が理由だと考えました。塩素酸ナトリウム(NaClO3)で結合が減り、N位の硫酸基を除いたヘパリンでは結合は抑えられませんでした。
著者の結論
著者は、N1領域の塩基性部分と硫酸基が両方の結合に関与すると述べています。ヒトのラクトフェリンのN末端にあるアルギニン残基(Arg2–Arg5)も関わり得るものの、主な要因ではないとしています。
研究の条件
- 研究デザイン
- THP-1細胞に対するヒトとウシのラクトフェリンの結合を、ヘパリンや硫酸化に関わる処理の条件を変えて比較した細胞実験です。
- 原資料の材料・成分名
- Human/bovineLF、heparin、NaClO3、de-N-sulphatedheparin。
- 比較条件
- 結合の親和性が低い部位と高い部位、ラクトフェリンとヘパリンの相互作用と細胞表面の同じ部位を取り合う可能性、NaClO3処理とN位の硫酸基の除去を比較しました。
成分名は原資料の表現を保持しています。異なる形態・製剤の研究結果を、そのまま同じ成分の商品に当てはめることはできません。
出典
Inhibition of binding of lactoferrin to the human promonocyte cell line THP-1 by heparin: the role of cell surface sulphated molecules.
抄録の著者報告
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記録ID:pmid:10806335 · PMID: 10806335